ウッドフェンス①考え方

さて、建物西側には駐車スペースと間を仕切るアルミフェンスがあります。
ベースがコンクリートブロック、門扉とフェンスはアルミ製です。
ブロック塀は育った根っこに押されて歪んでいます。
こちらフェンス・ブロック撤去と根っこの抜根で10万円は超えてしまうそうなので、生かす方法を考えることにしました。

フェンス部分にラティスのようなものを針金で固定しようか、コンクリートブロックの上に支柱を立てる金具を固定してオーダーメイドのフェンスを建てようか。
工程や必要な工具、全体のコスト、見栄え、いろいろな角度から考える必要があります。
アルミの支柱を生かし、それをベースに横板を貼る形が一番無駄がなさそうでした。
アルミの中空の柱に木材を固定するにはねじを渡せばいいことがわかってきて、アルミの穴あけはそんなに力もいらないようです。アルミ支柱と横板の間に一枚木材を固定すれば、横板はアルミ自体への打ち付けではなく木材と木材の接合になるため、だいぶハードルが下がることもわかりました。

木材の選定は仕上げたいイメージにもよるので、まずは色から考えました。
今までベランダガーデニングを10年以上やっていますが、ダークブラウンのウッド製品にグリーンを合わせるシックな仕上がりでした。
単なる住居ならばその方向でいいのですが、フェンス部分がアトリエへの導入部になること、外待合の視界に入る大きな要素であることから、少し明るめの色にするか悩んだのです。
そのためPhotoshopを使い、フォトモンタージュを作ってみました。

フェンス材に適したステイン塗料は色もあまり選べないですが、私の好みのグレイッシュグリーンの塗料が出ていますので、そちらの色とダークブラウン系で作っています。

作ってみて、やはり少し楽しい気分になりましたのでグレイッシュグリーンに決定です。

また、私はあまり体力には自信がないので、重い道具を長時間扱う必要があるような作業は避けたい・・・・材料も分厚く重いウッドデッキ材など、とり回すだけで大変そうです。そこで並行して木材の選定を行いました。

ここでSPF材など激安材を使う方もおられるようですが、メンテのコストが爆上がりしてしまいます。つる植物も大好きなので、塗り替えの手間などできるだけ減らしたい、ということで防腐剤の注入がされたフェンス材を探しましたところ、10mm厚105mm幅という手頃なサイズを見つけました。高価な印象でしたが思ったよりは安価と感じました。
幅は少し広いような気もしましたが、10mm厚ならば扱いやすそうです。
防腐剤のせいでグリーンがかった色なので、ブラウン系で仕上げた場合は少し気になるところかもしれませんが、今回はグリーン系の仕上がりなのでそこも問題ありません。

この段階でフェンスの細かい測量ができていなかったため、詰めて考えることが難しかったのですが、コンクリートブロックのサイズが高さ190mmなので105mm幅は約半分、フォトモンの幅もだいたいこんな感じかな?というざっくりさで描いています。
PCに向かいたくない気分の時には紙でも描きます。何にしろ、形にして自分に見せれば理解が進みます。

工具について、私は軽くて小さな電動ドライバーしか持っていないのですが、フェンス作成にあたりインパクトドライバの購入を検討していました。
しかし、アルミにネジ穴を開けるくらいならばインパクトでなくてもできそうなので、見送ることにしました。重い道具はそれだけで気力、体力を奪って楽しさより辛さが先にきてします。といってもフェンスは長さがありますので、今回選んだ木材でも1人の作業はかなり大変になると思います。しっかりしたクランプも用意しなくては。